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コンセントには種類がある

2023.2.17

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注文住宅を建てるときには、細部まで自分の希望に合わせることができたり、自分たちの暮らしに不必要なものを取り除き、必要なものを取り入れることができます。

暮らしに合ったデザインをする中で、コンセントの種類や位置もまた、注文住宅を建てるときには、決めることができます。

しかし、コンセントにはさまざまな種類があり、使う場所や用途によってそれぞれ違うものを設置する必要があることを知っている人は、少ないのではないでしょうか?

今回はコンセントの種類と、コンセントの配置を決めるときのポイントについて、詳しく紹介したいと思います。

コンセントの種類

コンセントの種類は、さまざまなものがあります。
これから紹介するのは、暮らしの中に必要となることが多いコンセントです。

注文住宅を建てるときに、コンセントの種類や配置を間違えてしまっても、リフォームなどをすれば付け替えることはできます。
しかし、費用と時間が掛かることになりますから、あらかじめどこにどのようなコンセントが必要かを知っておくと良いでしょう。

一般的なもの

一般的に使われているコンセントは、15アンペアまでのもので差し込み口が2個から4個のものが多いです。

大きなアダプターなどを差すと、ほかの差し込み口が使えななってしまうことがあるので、使い方や設置場所を検討して、差し込み口の数を決めると良いでしょう。

テレビの端子と一体型のもの

端子一体型のコンセントは、テレビや電話、インターネットの端子とコンセントが一体化しているものです。
テレビや電話をコンセントのすぐそばに置いて、専用のコンセントとして使うことが多いです。

アース付きのもの

家電製品のなかには、一般的なコンセントではなく、アースの端子が必要なものもあります。
アース付きのコンセントであれば、必要な家電製品に対応することができます。

エアコン用

エアコンは、電気の使用量が多いため、エアコン用の200Vのコンセントを設置する人が多いです。

埋め込み式

埋め込み式のコンセントは、コンセントを使っていないときは、床の中にしまうことができます。
リビングなどでコンセントが目立ちにくく、使うときだけコンセントを床から出す形です。

電気自動車用

まだ一般的ではないかもしれませんが、最近では、電気自動車用のコンセントを設置する人もいます。
電気自動車用のコンセントは車庫などに設置し、専用の配線にすることで充電時間を短縮することもできます。

注文住宅でコンセントの配置を決めるときのポイント

ここまでさまざまな種類のコンセントがあることを紹介しました。
注文住宅では、これらを自分で自由に決めることも多いでしょう。

では、コンセントの配置や種類を考えるときにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
ここからは、コンセントの配置を決めるときのポイントについて詳しく紹介したいと思います。

暮らし

コンセントの種類や配置を決めるときはまず、注文住宅が出来上がったあと、実際にどのような暮らしをするかをイメージすることがポイントです。

充電を必要とするものをどこで使うことが多いか、家族が集う場所がどこか、部屋をどのように使う予定かなど、実際にどのように暮らすかをイメージして必要な位置にコンセントを配置するようにしましょう。

新しい暮らしをイメージするときには、1日の暮らしの流れを考えましょう。また、休日と平日では使うものが違う場合も多くあります。
注文住宅を建てたことで変わる暮らしをイメージの中に取り入れながら、具体的に何が必要なのかを考えましょう。

位置

注文住宅では、どの位置にコンセントを配置するかが大切なポイントです。

家電や家具をどの位置に置くか、部屋によってそれぞれ使う家電が異なる場合が多いでしょうから、どの部屋をどのような風に使うかをイメージすることも大切です。

しかし、図面で見ているのと、実際に家電や家具を置いてからでは、イメージが違うということも少なくありません。また暮らしている中では模様替えをすることもあるでしょう。

このため、家電や家具の位置を固定して考えるのではなく、動かしたときに困らないか、部屋を使う人が変わっても対応できるかなどをイメージしながら考えると良いでしょう。

高さ

注文住宅でコンセントの配置を決めるときは、コンセントの高さもポイントです。
コンセントの高さによっては、使いたい家電のコードが届かず、使いづらいものになってしまいます。

ほとんどのコンセントは床面から25cmの位置に配置されます。しかし、家電製品によっては、25cmの高さでは届かないものや、位置が不便になってしまうものも少なくありません。

エアコンの場合には180cmから200cm、冷蔵庫の場合には170cm程度の高さが必要だと言われています。
どこにどのような家電を置くかを計画しながら、コンセントを決めましょう。

将来の暮らし

コンセントの種類や配置を決めるときには、注文住宅を建てたあとの暮らしだけではなく、将来の暮らしをイメージすることもポイントの一つです。

注文住宅を建てて暮らし始めても、今の暮らしがずっと続くわけではありません。
暮らしとともに変化していくのが家です。

子どもが成長したときや両親と同居することになったとき、家族が増えたときなど、現時点で考えられるライフスタイルの変化を考慮して、コンセントの配置をしましょう。

将来の暮らしを考えることで、注文住宅に必要なほかの設備に気付く場合もあります。

まとめ

ここまで、注文住宅を建てるときに選ぶコンセントの種類と、コンセントの配置を決めるときに気をつけたいポイントについて詳しく紹介しました。

コンセントには、それぞれの用途に合わせて、流電量やコンセントの差し込み口の数が異なるなどの種類があります。
さまざまな種類のコンセントの配置を決めるときには、注文住宅を建てたあとの暮らしをイメージすることがポイントです。

どこで、誰が、どのように使うかだけではなく、ライフスタイルがどのように変化していくかも検討する必要があります。
一度コンセントを配置してしまったら、二度とリフォームできないということはありません。

しかし、床や壁の中の配線を変えて、コンセントの設置をリフォームするとなると、大掛かりになることも予想されます。

どのような暮らしをイメージしているかを注文住宅を依頼している業者とよく相談し、どのようなコンセントを配置すると快適な暮らしになるのかをイメージすると良いでしょう。

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