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注文住宅を建てるなら、広々としたリビングを理想とする人は多いでしょう。

広々としたリビングを実現するために、リビングにはなるべく物を置かないようにしたいと思うものです。そのため、収納スペースをリビングに置くことを避ける人がいます。

しかし、リビングに収納がないと、床に物が出しっぱなしになってしまうことが少なくありません。かえって、リビングがごちゃごちゃしてしまい、広々とした空間からは遠くなってしまうのです。

このため、リビングを広く保ちたい場合には、必要な収納を作ることをおすすめします。
今回は、注文住宅を建てるときにリビングにはどのような収納を設置すると良いのかについて、わかりやすくお話ししたいと思います。

リビングを広くしたいなら収納を

リビングに収納するための棚などを置いたり、収納スペースを作ると、狭くなると思う人も多いでしょう。確かに収納スペースの分だけ、リビングとしての床面積は狭くなってしまうかもしれません。

しかしリビングは、家族が集まる場所であり、必要なものを必要なときに取り出せる収納が最も必要な場所でもあります。注文住宅では、暮らしに必要な収納を、家族のスタイルに合った場所に設置することができます。

リビングをより快適にしたいのならば、収納スペースを作ることで、暮らしがすっきりと快適になるのです。
リビングに収納を作ると、どのようなメリットがあるのか、解説したいと思います。

リビングに収納を作るメリット①

リビングは、誰かのためのものというより、家族全員が使うスペースです。
このため、収納場所をわかりやすくすると良いでしょう。

収納棚のラベリングや家族それぞれのBOXを作るなど、単に収納スペースを作るだけではなく、ひと工夫することで、よりすっきりした収納を実現することができます。

すっきりした収納が実現すれば、リビングに物が散らかることはなくなり、リビングそのものもすっきりするのです。

またわかりやすい収納にすることで、必要なものをすぐに取り出すことができ、探し物やどこにしまえば良いのかわからないという事態を防ぐことができます。

リビングに収納を作るメリット②

リビングは家族が集まる空間でもありますが、親しい人や子どもが友達を招くときに使うスペースでもあります。急に誰かを招くことになっても、訪れてもらって気持ちの良い空間であるように心がけたいものです。

物が散らかっていたり、必要なものを都度違う場所に取りに行かなければならないリビングでは、気持ちよく誰かを招くことができません。

物がすっきりと片付き、必要なものを取り出せやすい収納を作るようにしましょう。

用途を考える

注文住宅を建てるときには、リビングの収納だけではなく、どこで誰が何をするかを、用途に合わせて収納スペースを作ると良いでしょう。

重い物や一人では動かしにくい物は、高い場所に収納すると危険です。また小さなものであっても、細かいものはまとめて収納したり、パーツがなくなってしまわないように配慮する必要があります。

さらに、よく使うものとほとんど使わないもの、季節によって使うものなどに分けて、収納の場所や作りを考えることがポイントです。

子どものもの

子ども部屋を作ったとしても、子どもがリビングで過ごすことは多いでしょう。特に小さいうちは、リビングで遊んだり、勉強することも少なくありません。

このため、注文住宅を建てるときにはリビングにも子どものおもちゃや勉強道具を収納できる場所を作ると良いです。リビングにも収納スペースがあることで、おもちゃや勉強道具を片付ける習慣が身に付きます。

また低学年の頃はリビングで宿題などを行うことで、コミュニケーションが取れたり、学校での様子や勉強の進み具合を知ることができます。

さらに、学校で使うものをリビングに収納できるようにしておくと、朝の支度や帰宅後の片付けがスムーズになったり、忘れ物を防ぐこともできます。

掃除道具

リビングは人が集まる場所であるため、汚れやすい場所でもあります。食べ物をこぼしてしまったり、ほこりがたまりやすい場合もあります。

リビングが汚れてしまったときに、すぐに掃除ができるように掃除道具を収納しておくと、汚れがそのままにならずに済みます。

リビングは、できるだけ広いスペースで、できるだけきれいな状態にしたいと思う人が多いため、掃除道具を置くことを避けようとする人も少なくありません。

しかし、汚れをすぐに落とすことができれば、きれいな状態のリビングを保つことができます。掃除を身近にすることがポイントです。

注文住宅を建てるときには、掃除道具を収納するスペースだけではなく、掃除機などの掃除道具を使うことを想定して、リビングに掃除に必要なコンセントを設置することも大切です。

書類など

家電製品の取扱説明書や、日常的に使うことのない生命保険の証券、まだ提出期限が先だけれど重要な子どもの学校の書類など、日頃使うものではないけれど、重要な書類は多くあるものです。

注文住宅を建てるときに、書類を収納するスペースをリビングに作ることで、重要な書類が必要になったときにすぐに取り出せるようになります。

また家族全員が重要な書類はリビングに収納するという認識があれば、情報を共有することができ、家族の誰かに聞かなければ書類を取り出すことができないという事態を防ぐことができます。

重要な書類ではなくても、子どもが学校でもらった連絡のプリントなどを収納する場所を決めておくことで、忘れ物を防ぐことにも繋がります。

まとめ

収納には、壁や階段を使ったり、クローゼットを設置するなどさまざまな方法があります。

しかし注文住宅の最大のメリットは、住む人の暮らしや間取りに合ったサイズやスペースを選べることです。このメリットを最大限に活かし、業者と相談しながら、ライフスタイルに合ったリビングの収納を作りましょう。

またリビングや収納スペースに限らず、注文住宅を建てるときには、将来暮らしがどのように変化するかを検討しながら間取りを考えることもポイントです。

どのような間取りにするのがライフスタイルに合っているのか、専門の業者と相談してみてはどうでしょうか。