メリットとデメリットを知って、バルコニーの設置を失敗しない方法
2023.7.28
バルコニーは
注文住宅を建てるときに、大きなバルコニーに憧れる人は多いのではないでしょうか。
バルコニーでバーベキューをしたり、読書などの趣味に時間を費やしたりするなど、屋外でありながら家の中にいられる空間であるバルコニーは、これまで多くの住宅で設置されてきました。
しかし、バルコニーにもメリットやデメリットがあります。
注文住宅を建てるときには、希望の家づくりを実現するためにも、バルコニーのメリットやデメリットをしっかり把握して失敗しないようにしたいものです。
そこで今回は、注文住宅にバルコニーを設置するメリットやデメリットをわかりやすく解説します。
目的
バルコニーにはさまざまな種類があることを知っていますか?
一般的にバルコニーは、屋根がなく手すりがついた空間を指します。しかし、形の違いによって、種類分けされているのです。
屋根があって空間が広いものはインナーバルコニーと呼ばれ、下の階の屋根を使って設置されたバルコニーはルーフバルコニーと呼ばれています。
ただし、家族や友人との団らんの場所や、洗濯物を干すための実用的なスペースなど、用途に大きな違いはありません。また、アウトドア用品を置いて、家の中の屋外として利用する人も多くいます。
定義
注文住宅では、洗濯物を干すスペースとしてベランダを設置しようと思う人がほとんどでしょう。では、ベランダとバルコニーは何が違うのでしょうか。
実はバルコニーとベランダの違いは、はっきりと分けられていません。
建築基準法には、ベランダという表記はなく、屋根の有無やスペースの広さによって、バルコニーとベランダが区別されることはありません。
ただし、施工業者などの認識としては、屋根の有無やスペースの広さ、使用目的によって区別していることが多いです。
そのため、2階以上に設置されていて屋根のないスペースのことをバルコニーと呼ばれることが多いです。
メリットとデメリット
最近では、メリットやデメリットを考慮してバルコニーを設置しない注文住宅もあります。
バルコニーを設置すると、建築にかかる費用が大きくかかってしまうだけではなく、掃除などの手間が多くかかると感じる人もいるのです。
しかし、バルコニーを設置しなければ得られないメリットもあります。
注文住宅を建てるときには、メリットとデメリットを把握して、希望に合ったものを選ぶようにしましょう。
メリット
注文住宅でバルコニーを設置する最大のメリットは、家にいながら日当たりを手に入れられることです。
日の当たる空間を得られるため、洗濯物を干すだけではなく、ガーデニングや家庭菜園を楽しめます。また、公園などに連れて行けないときでも、家事をしながら子どもを屋外で遊ばせることもできます。
また、バルコニーは広いスペースを確保できるため、下階の日よけになったり、雨が直接当たらないようにしたりする効果もあります。
下階の日よけになるため、日差しが強い夏では、日光を遮る効果があり、温度を上がりにくくする効果や、冷房効率を上げる効果があります。設置する場所によっては、下階を快適な空間にできるのです。
ほかにも家族や友人と団らんを楽しむなど、交流の場として使うこともできます。家の中にいながら屋外のスペースとして使えるため、趣味の空間として活用する人も多いです。
デメリット
注文住宅にバルコニーを設置するデメリットは、設置と維持に費用が大きくかかることです。
バルコニーは屋外であるため、雨に濡れます。そのため、床に防水加工や排水機能を加えなければなりません。スペースの広さや取り入れる素材によっては、屋内で部屋を建築するより費用がかかってしまう場合があるのです。
防水や排水の工事に加えて、バルコニーのすぐ下に部屋があるときには、断熱材を設置するなどの工事が必要です。
また、バルコニーには汚れが溜まりやすいです。落ち葉や外からのホコリなどが排水溝に溜まってしまうと、雨を排水できず、危険であるうえにバルコニーや下階の屋根を傷めてしまうのです。また、雨漏りを引き起こすこともあります。
そのため、バルコニーでは定期的な掃除が必要です。排水溝の掃除は、必要であれば業者に依頼しなければなりません。
加えて、バルコニーの床に施工された防水加工の耐用年数は約10年から20年程度です。耐用年数を迎える頃にはメンテナンスが必要となり、維持に大きな費用がかかるというデメリットがあるのです。
希望の形を明確に
注文住宅では、さまざまな希望が生まれるものです。家族によって実現したいものも異なるでしょう。
バルコニーを設置するときには、どのように使いたいかをよく話し合いましょう。バーベキューをしたり、家族や友人と団らんしたりするスペースとして利用するだけではなく、洗濯物を干す空間としても使う予定であるならば、洗濯機からの動線も考える必要があります。
動線が長いと家事効率が悪く、家事の負担が大きくなってしまいます。
また、周辺の建物など敷地条件を把握して、バルコニーをどの位置に設置するのが良いかを検討することも大切です。バルコニーの設置場所によっては、プライバシーを守るための対策が必要になる場合もあります。
ほかにも夜景を楽しみたいと思っても、住宅街では展望できないことも多いです。注文住宅でバルコニーを設置して、どのように使いたいかを明確にして、設置するようにしましょう。
まとめ
今回は、注文住宅でバルコニーを設置するメリットとデメリットを紹介しました。
バルコニーには、家の中にいながら屋外の日の当たる空間を手に入れられるというメリットがあります。団らんや交流の場として使ったり、趣味の場として活用したりできます。
しかし、防水や排水の施工やメンテナンスの必要があるなど、設置や維持に費用がかかるというデメリットもあります。
そのため、注文住宅でバルコニーを設置するときには、メリットとデメリットをしっかり把握して、どのような形のバルコニーを希望しているかを業者との打ち合わせで話し合いましょう。
希望を実現するために、何が必要なのかアドバイスを貰うことも大切です。
注文住宅だからこそ、設置して良かったと思えるバルコニーがどのようなものであるかを業者と一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
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