ー注文住宅の外観で後悔しないために知っておきたいことを紹介ー
2023.11.24
悩ましい注文住宅の外観
注文住宅を建てるときには、さまざまなものを決めなければなりません。注文住宅での実際の暮らしや家族のライフスタイルに合わせて、何を選べば愛着のある住まいが実現するのか考えながら進めなければならないのです。
注文住宅で決めなければならないものの1つに外観があります。外観は、その家を印象付ける大切なものです。しかし、完成するまで実物を見れなかったり、実物大の素材に触れられないなど、注文住宅の外観を決めるときには、難しい点も少なくありません。
しかし、念願のマイホームである注文住宅は失敗したくないと思う人も多いでしょう。
そこで今回は、注文住宅の外観で後悔しないために知っておきたいことをわかりやすく紹介したいと思います。
注文住宅の外観が難しい理由
では、注文住宅の外観を決めるときは、具体的にどのような点が難しいのでしょうか?
逆を言えば、難しい点をクリアすれば、外観を決めやすくなるというわけでもあります。
ここでは、具体的に注文住宅の外観が難しい理由をくわしく解説しましょう。多くの人が難しいと感じる点を把握しておくことがポイントです。
実物を見れない
注文住宅は、工事が完了するまで、実物を確認できないことが、外観を決める難しい点の1つです。
施工中に現場を訪れることは可能ですが、工事途中であるため、完成後の状態を確認するのは、工事が完了してからです。
しかし、当然ですが、外観を含めた注文住宅のさまざまなパーツは、施工前に決めなければなりません。また工事途中でイメージと異なっても、素材やパーツの変更は難しい場合が多いです。つまり、注文住宅の外観は、実際に試したり比較してから選ぶことができないのです。このため、取り入れたい素材やパーツ、外観のイメージは、モデルハウスなどで実際に質感や色に触れてから決定しましょう。
面積効果
面積効果が生じることも、注文住宅の外観を決めることを難しくします。
同じ色の素材でも、面積が大きくなると、印象が変わることを面積効果と言います。明るい色はより明るく感じ、暗い色はより暗く感じる効果です。このため、サンプルで選んだ色や素材でも、注文住宅が完成したあとには、イメージが異なる外観になることがしばしばあります。
注文住宅の外観を決めるときには、サンプルから希望のものを選びます。しかしこのサンプルは、小さくカットされたものです。実際に使われる面積より小さいため、外観に使ったときに面積効果が生じてしまうのです。
周囲の環境
注文住宅の外観は、周囲の環境からの影響を考慮しなければならないことも難しい点です。外観の素材やデザインだけにこだわりを持っても、周囲の環境とのバランスが取れていなければ、印象が変わってしまいます。デザイン性に優れた外観であっても、周囲の建築物と不釣り合いであれば、外観から受ける印象は異なるのです。
このため、注文住宅の外観は、周囲の環境とのバランスを考えながらコーディネートする難しさがあります。
忘れがちなポイント
注文住宅の外観は、サンプルで決めるのではなく、モデルハウスなどに赴いて、実際の素材や色に触れることが大切です。しかし、外観を決めるときには、窓やバルコニーなど注文住宅に設置したパーツで外観に影響するものを忘れがちになります。
それぞれのパーツはこだわりを持っているかもしれません。しかし、全体としてバランスが取れているかを確認しながら進めましょう。
窓は、光や空気を取り込むパーツであると同時に、さまざまな形があります。また、大きさもさまざまです。このため、外観に与える影響は大きく、窓と外観のバランスは、注文住宅で大切なポイントなのです。
加えて、窓の場所もポイントです。玄関周りや換気に必要な窓は、部屋に設置される窓とは、形や大きさが異なります。このため、それぞれのパーツを決めるときには、パーツだけのデザインや機能を考えるのではなく、外観とのバランスを取るようにしましょう。
バルコニー
注文住宅で設置する人が多いバルコニーも、外観に影響するものの1つです。
最近では、物干し場としてではなく、家族や親しい人と集う場として、注文住宅にバルコニーを設置する人も多いです。バルコニーは、室内に続く屋外として、子どもやペットを遊ばせたり、趣味の場としても活用できるため、注文住宅では設置する人が多いのです。
バルコニーは、外壁より飛び出して設置されるため、外観に立体感がでます。ただし、立体感がある分、存在が大きいため、外観とのバランスが大切なのです。
バルコニーの色や形だけではなく、設置する場所も外観の印象に大きく影響することを考えて、設計しましょう。
建物の印象を決めるもの
外観は注文住宅の第一印象を決めるものと言っても過言ではありません。しかし、一度決めた外観はイメージと異なると感じても、簡単にやり直せません。
このため、業者との打ち合わせを重ねながら、納得のいく家づくりが大切なのです。
家族の希望を出し合って、具体的な住まいのイメージを持ちましょう。ただし、外観の印象ばかりに気を取られて、デザイン性には優れているものの使い勝手の悪い注文住宅では、折角のマイホームが台無しです。デザイン性と機能性のバランスが取れた外観を検討しましょう。
また、外観を決めるときには予算とのバランスも大切です。納得のいく外観にしようと思って、多くの予算を使ってしまうと、ほかの箇所が予算不足になります。ほかの箇所に取り入れたいものを具体的にしたり、予算配分をあらかじめ決めたりすると、予算不足にならず納得のいく外観にできます。
まとめ
注文住宅の外観は、実際に完成するまで実物に触れられないことが、難しい点の1つです。また、サンプルで素材や色を選んでも、面積効果が生じたり、周囲の環境とのバランスを考慮しなければならない点も難しいです。このため、モデルハウスなどに赴いて、実際の素材に触れてみるようにしましょう。加えて、外観を決めるときは窓やバルコニーなどとのバランスや、ほかの箇所が予算不足にならないように予算配分をする必要もあります。
注文住宅の外観に迷ったときには、業者との打ち合わせを重ねながら、暮らしを具体的にイメージすることが大切です。納得のいく家づくりをして、希望の注文住宅を実現してみてはいかがでしょうか。
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