浴室をリフォームすることで、より快適でリラックスできる空間が手に入るでしょう。

満足できる浴室となるようリフォームするには、いくつか留意したいポイントがあります。

この記事では、浴室のリフォームでおさえておきたい点をまとめました。

 

浴室リフォームのポイント4つ

浴室のリフォームを検討する際は、快適な空間にすることを優先して考えることが大切です。

 

古びた浴槽を交換したり、最新機能を追加したりすることで、よりリラックスしやすく、使い勝手の良い浴室になるでしょう。

では、快適でリラックスできる浴室へのリフォームには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

 

1.安全性の確保

リフォームを進める際、最も重要視すべきは、安全性を確保することです。

浴室では、床が濡れているときなどに転倒事故が起こりやすく、安全性には十分な配慮が必要です。

 

転倒予防として、手すりを配置したり、出入り口を広めに設計したりすると良いでしょう。

また、滑りにくい床材への変更も一つの対策です。

 

さらに、脱衣所と浴室の間の温度差が原因で血圧の乱高下が起こり、ヒートショックで失神するリスクがあります。

ヒートショックを避けるためにも、断熱材の使用や暖房設備を導入するなどして、温度差を減らす工夫をするのがおすすめです。

 

これらの安全対策を施し、安心して使えるバスルームを目指しましょう。

 

2.浴室に適したサイズの浴槽

浴室リフォームを行う際、多くの人が浴槽のデザイン、形状、そしてサイズを変更します。

浴槽を選ぶときにはいくつか注意すべき点があります。

 

まず、浴槽は浴室に適したサイズであることが前提です。

大きな浴槽は手足を伸ばして入浴できますが、浴槽を大きくするあまりに洗い場を狭めてしまうと、浴室本来の機能である体を洗うスペースが不足してしまいます。

 

浴槽と洗い場のサイズバランスを考えつつ、機能的にもバランスの取れたリフォームを心がけましょう。

 

3.掃除のしやすさ

浴室は日々使用し、定期的に清掃する場所です。

そのため、リフォーム時には清掃のしやすさも考慮すべき点です。

浴室は他の部屋よりも温度と湿度が高くなりやすく、カビが生えやすい環境です。

適切な換気を行いやすく、清掃が容易な設計への変更が望ましいです。

 

機能性や広さを充実させた浴室であっても、掃除が困難だと快適な空間を維持できません。

 

最新の素材には、防カビ性や調湿機能があるものも多いので、リフォームにあたり清掃の手間を軽減させる方法について、リフォーム業者に相談すると良いでしょう。

 

4.機能を追加する

浴室をリフォームするなら、より使いやすい機能を追加するのもおすすめです。

 

身体にフィットした浴槽やリラックスできる照明、体全体を温められるオーバーヘッドシャワーなど、自分にあった機能を加えれば、より快適な空間になるでしょう。

また、浴室に洗濯物を干して乾かす機能を追加すれば、浴室を使用していないときも洗濯物を干す場所として有効活用できます。

 

リフォーム業者の相談して、現在の浴室の不便さを解消する改善点や追加したい機能について決定しましょう。

 

リフォームを考えるイミング

リフォームは、浴室だけに限らず、最適な時期というものが存在します。

 

特に浴室の場合、新築、または新しく浴室が作られてから約15年から20年がリフォームの適切な時期とされています。

この期間が近づくと、一般的に傷みや汚れ、材質の劣化が顕著になり始めるでしょう。

 

定期的なメンテナンスを怠っている場合や、20年以上リフォームをしなかった場合は、リフォームの際に大規模な修復作業が必要になることがあり、結果的にコストや工期が増加する可能性があります。

 

よって、浴室の設置後約15年から20年が経過し、傷みや汚れ、劣化が気になり始めたら、リフォームの検討を始めることをおすすめします。

 

また、それ以前でも浴室の壁や床に亀裂が見られる、排水の流れが悪いなどの問題が発生している場合は、早めに専門業者に相談し、適切なリフォームの実施を考えましょう。

 

リフォーム業者の選び方

浴室リフォームを依頼する際、理想を形にできるだけでなく、快適な生活空間を提供するために必要な提案ができる業者を選ぶことが肝心です。

 

リフォームによってどのような暮らしの改善が見込めるか、また建物に負担をかけずに長持ちさせる方法を提案できる業者を選ぶとよいでしょう。

 

また、浴室は定期的なメンテナンスが不可欠ですので、工事後のフォローアップも行ってくれる業者だと尚良しです。

施工した業者がメンテナンスも担当することで、リフォームした内容を熟知しているため、安心してメンテナンスを委託できます。

 

複数の業者から見積もりをとる

浴室のリフォームの業者を選ぶときには、複数の業者に見積もりを依頼し比較しましょう。

 

また、見積もりでは、費用を確認することに加えて、工期も確認します。

浴室を使えない期間がどの程度あるのかをあらかじめ確認しておき、計画的にリフォームを進めることが大切です。

 

また、工事内容についてわからないことがあるときには、工事が始まる前までに、疑問を解消して、安心してリフォームできるようにしましょう。

 

まとめ

この記事では、浴室リフォームを考えるときに押さえておきたいポイントをご紹介しました。

浴室は、毎日の疲れを癒す場所であり、家族全員が使用する重要な空間です。

 

そのため、リフォームをする際には、素材や設備、スペースの広さなどに配慮し、誰もが心地よく過ごせる環境を目指すことが大切です。

 

また、浴室は滑りやすい床や温度差によるヒートショックなど、事故のリスクがある場所でもあります。

そのため、安全性を考慮した滑りにくい床材の選択や、温度差を抑える設備の導入により、全ての人が安心して利用できる浴室へとリフォームしましょう。

 

リフォームすべきタイミングは、設置から15年から20年が経過しているのが目安です。

この時期を迎えていなくても、傷みや劣化が目立ち始めたら、リフォームの検討を始めるのがおすすめです。

 

リフォームについて詳しく知りたい、または何から始めれば良いか不明な場合は、プロの業者に相談し、適切なアドバイスを求めるのも一つの手段です。

リフォームを検討している方は、リフォーム会社に相談してみましょう。

プロならではの目線で、最適な提案をしてくれます。