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ー注文住宅の間取り設計のコツと失敗を避けるポイントー

2024.4.19

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注文住宅は、間取りを自由に決められるのが大きなメリットです。

しかし間取りを失敗して後悔するというのは、決して珍しい話ではありません。開放感にあふれる家だけれど、まったく落ち着かないなど住んでから気づくこともあるでしょう。

この記事では、失敗しない間取りの決め方を解説します。

 

注文住宅の間取りを決める重要なポイント3つ

間取りを計画する際に考慮すべき重要なポイントは、家族の希望と生活導線や土地の環境、そして生活空間のゾーン分けです。

上記のポイントを一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

家族の希望と生活導線の検討

すべての家族の希望を満たすことは難しいかもしれませんが、まずは意見を聞き、優先順位をつけて検討することが重要です。

特に生活導線は毎日のストレスに直結するため、家事の流れなどを考慮して計画する必要があります。

優先順位に迷った場合は生活導線を重視すると良いでしょう。

すべての希望を形にするのが難しい場合は、代替案を検討することも一つの方法です。たとえば、複数の子ども部屋の実現が難しいなら可動式の壁や家具を使って仕切ることで、プライバシーを確保できます。

 

土地の特性と周辺環境を検討する

土地がどのような道路に面しているかを確認することが重要です。

たとえば、人通りが多い場合は住宅内が外から見えにくいように窓の設計を工夫する必要があります。

また、隣家との距離が近いときもプライバシー保護のために窓の配置には要注意です。

さらに、夜間でも交通量が多い道路に面しているなら静かな環境で睡眠をとるためにも、寝室を道路から離れた場所に設計するとよいでしょう。

 

ゾーニングで家を計画する

家族のニーズを反映し、土地の特性を踏まえたうえで、家をいくつかのゾーンに分けることから始めます。このプロセスが「ゾーニング」です。

リビングやダイニングなどの共有スペース、子ども部屋や寝室などのプライベートスペース、そしてキッチンや浴室といった機能的スペースと3つの主要なゾーンに分類します。

ゾーンが不明瞭だと、日常生活で不便を感じることがあります。定めたゾーンに基づいて計画を立てることは、間取りの決定に有効です。

 

間取りを決めるための3つのステップ

ここからは間取りを決めるときの段取りを3つに分けて解説します。

 

間取りの実例を探す

空白から間取りを考えるのは難しいため、実例を参考にするとよいでしょう。

インターネットからだと、さまざまな間取りを簡単に探し出せます。気に入った間取りが見つかったら、参考にすると有効的す。

 

提案や設計を依頼する

間取りのイメージが決まったら、施工会社にプランの提案を依頼します

複数の会社に依頼し、それぞれの間取りや見積もりを比較するとよいでしょう。

最終的に選んだ会社には、具体的な家の設計を依頼します。

 

調整を怠らない

打ち合わせを重ねて、細部にわたる間取りの詳細を決定します。

もし疑問点があれば「施工会社にはプロがいるから任せておけば大丈夫」と思わず、遠慮なく質問や相談をしましょう。

納得できるまで調整を続けることが重要です。

 

注文住宅の間取りを決める際の6つのチェックポイント

注文住宅の間取り設計を成功させるためには、6つのポイントを確認しておくことが大切です。

設計の打ち合わせでは、個人の好みや家族の要望が強調されがちですが、チェックポイントも考慮してくださいね。

 

導線の最適化

間取りを考える際には家事だけでなく、日常の動きを考慮した導線の計画が重要です。

朝起きてから家を出るまでの流れや、帰宅後の動線など日々の活動を効率的にする導線を設計します。

間取り図上で日常の動きを線で描いてみて、無駄な動きがないかをチェックしましょう。

 

収納の計画

収納スペースが不足していることは注文住宅における一般的な失敗です

収納する予定の物のサイズを考慮し、収納スペースの高さや奥行きを事前に計画すると、実際に使い勝手がよい収納を実現できます。

 

視線の管理

住んでみて初めて気づくことが多いのが、外からの視線の問題です。

たとえば、開放的な間取りは見た目がよいですが、不意にプライバシーが露出してしまう場所が見えることもあります。

とくに、玄関ドアが開いたときに家のなかが外から見えてしまうことも考慮する必要があります。未然に防ぐためにも、目隠しやプライバシー対策が可能かどうかを検討しましょう。

 

窓の位置とサイズ

窓の配置は、美観だけでなく採光や換気に直接影響するため重要です。

景色がよい場所では、大きな窓からの眺望を楽しめますが、季節による室温の変動に注意が必要です。

また、人通りの多いエリアに面する窓は、プライバシー保護のために位置を高く設定したり、小さめにしたりなどの調整が求められます。事前に設計者と相談して解決策を見つけましょう。

 

外観の変化

間取りの変更は外観にも影響を及ぼします。

特に大きな間取りの変更を行う場合、どのように外観が変わるかを事前にチェックすることが重要です。窓枠の色や形、外壁の色も外観に大きな影響を与えるため、これらの要素も検討する必要があります。

 

コンセントの配置

コンセントの位置は、あとから変更するのが難しいため、初期段階での計画が大切です。テレビや電話など、電源が必要な機器の予定位置を考慮して、十分な数のコンセントの設置が求められます。

特にリビングやオフィススペースなど、電子機器の使用が多いエリアでは、予備のコンセントも検討しましょう。。

 

注文住宅の間取りにおける一般的な失敗例

注文住宅の間取り計画には、思わぬ失敗が潜んでいることがあります。実際によくある失敗例をいくつか見てみましょう。

 

水回りの混雑

多くの家庭で後悔されるのは、洗面所の数が不足している点です。

特に朝の準備時には洗面所が混雑し、家族間でのトラブルの原因にもなります。子どもが思春期になると、朝の準備にかかる時間も長くなるため、洗面所が2つあると便利です。

トイレに関しても、特に朝の時間帯は混雑しやすいため、4人家族であれば2つのトイレがあるとスムーズです。

 

開放的な間取は音と臭いが伝わりやすい

注文住宅で実現可能な開放的な間取りは魅力的ですが、音や臭いが広がりやすいデメリットがあります。

たとえば、オープンキッチンは料理の匂いがリビングまで広がりやすく、特に揚げ物をした時の油の臭いが問題になるかもしれません。

また、吹き抜けがある場合は、1階での洗濯機の使用音や掃除機の音が2階へと容易に伝わります。

 

まとめ

注文住宅では間取りを自由に設計でき、理想を形にできる一方で間取りの設計ミスは生活の質を大きく下げるリスクがあります。

間取りを決める際には、本記事で紹介したポイントを把握し、失敗のない家づくりを目指しましょう。

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