ー住宅リフォームのポイントと作業の流れについてー
2024.5.24
住宅のリフォームを考えている方は、予算や時間をしっかりと計画し、工事を成功させたいと思うものです。
リフォームを成功させるためには、リフォームの流れを理解し、注意点を覚えておくことが重要です。
この記事では、リフォーム工事のポイントや作業の流れを紹介します。
現在の住宅への不満や改善点を話し合う
リフォームの流れでまず行うのは、今の住まいで改善したい点を家族で話し合うことです。
キッチンの使いにくさ、部屋の狭さといった間取りや内装の問題だけでなく、夏は暑く冬は寒いなど、断熱や構造の問題も含めて洗い出しましょう。
ポイントは、家族全員の意見を聞くことです。
リフォームが終わってから満足できるように、全員で話し合うことが大切です。
話し合う際には、将来の生活サイクルの変化も考慮しましょう。
5年後、10年後を見据えて、バリアフリー化や二世帯住宅への改築の可能性も考える必要があります。
家族の希望を具体化する
リフォームの流れで次に行うのが、希望を具体的にするために情報を集める作業です。
情報を集める際には雑誌や本、インターネットに掲載されているリフォームの施工事例などを参考にし、イメージを膨らませましょう。
導入する設備に迷ったときには、住宅メーカーやリフォーム会社のモデルハウスを見学し、実際に触れて使い心地を確認することをおすすめします。
リフォームの流れと注意点
キッチンのリフォーム費用は約100万円から200万円程度です。
キッチンのタイプをIHかガスにするか、コンロの数や食器洗い機の導入なども検討します。
キッチンの高さは、頻繁に使用する人の身長に合わせて注文するとよいでしょう。
キッチンのリフォームの流れは、既存キッチンを解体・撤去したあとに、床の下地を補修し給排水の工事を行います。
最後に新しいキッチンを取り付け、調整するまで約6日間かかります。
浴室のリフォーム費用は約80万円から120万円程度です。
壁や床の素材によって、水はけやメンテナンス方法が変わります。
高齢者がいる家庭では、安全性を考えて手すりやヒートショック対策の暖房乾燥機を取り付けることも検討できます。
浴室リフォームの流れは、浴槽のみを交換する工事なら約1日で終わります。
しかしユニットバス全体を交換する場合、まず既存ユニットバスの解体が必要です。
新しいユニットバスやドアを取り付けや水道や電気の工事、内装工事を行い、手すりや暖房乾燥機も設置すると、合計で約4日かかります。
トイレのリフォーム費用は約30万円から40万円程度です。
内装も一緒に変える場合は約100万円程度を準備しましょう。
換気扇を取り付けたり、防臭効果の高いクロスに変更したりすることもできます。
トイレリフォームの流れは、アジャスターで調整できるトイレなら配管工事が不要で短時間で済みます。
しかし配管工事が必要な場合は配管や内装工事を行うため、約3日から5日程度の工期が必要です。
リビングのリフォーム費用は約100万円から150万円程度です。
リビングを広く使うために、間仕切りや収納を最小限に抑えましょう。
家具の配置によってコンセントの位置も変わるため、使いやすいレイアウトに変更することが重要です。
フローリングの張り替えには約3日、クロスの張り替えには約2日かかります。
リフォーム業者を探す
リフォームの次のステップは、リフォーム業者を探すことです。
多くの業者が現地調査や見積もりを無料で行うため、見積もりだけでも依頼するとよいでしょう。
リフォーム業者と一口に言っても、クロスの張り替えと部屋の増築では対応できる規模が異なります。
重要なのは、自分の希望するリフォームに対応した業者を見つけることです。
住宅メーカーは、あらゆる構造の住宅に対応できます。
増築や二世帯住宅への改築などを安心して任せられます。モデルハウスやショールームがあるのも強みです。
しかし設計者と施工スタッフの役割が分かれているため、リフォーム費用が高くなり、工事も複雑になる可能性があります。
一方、地元の工務店にリフォームを頼むと、費用を抑えられます。
工務店に安心して任せられるのは、内装や外壁の更新やユニットバスの交換といった部分的なリフォームです。
工務店に依頼すると費用が安く、工期も短いというメリットがあります。
しかし、間取り変更や二世帯住宅への改築などの大規模なリフォームに対応できる工務店は少ないでしょう。
リフォーム業者と契約する
リフォーム業者に現地調査をしてもらい、見積書を受け取って納得できたら、次のステップは契約です。
注意点として、見積書の金額だけで決めないことが重要です。
新しく導入する設備や機器、工事の範囲が間違っていないか、担当者の態度が信頼できるかを確認しましょう。
また、新築工事とは異なり、リフォーム後に保証を行う義務はありません。
そのため、アフターサービスを行うリフォーム業者に依頼すると、手抜き工事がされにくく、問題が発生したときも安心です。
リフォーム業者がアフターサービスに対応してくれない場合は、保証期間内に補修請求を行った証拠を文書で残しておきましょう。
リフォーム工事を始める
リフォームの流れも終盤に差しかかり、工事を始める段階に来ました。
リフォームを行う際、増築する箇所がある場合は、建築確認の申請が必要です。
建築確認とは、設計図書の内容が法律に違反していないかをチェックする作業です。
アレルギー対策や防火対策などを検査するため、工事に入る前に行われます。
リフォームの補助金や助成金を受け取りたい場合は、自治体に申請する際に証明書や図面が求められます。
前もってリフォーム業者と話し合いましょう。
リフォーム工事が完了したら、お客さまに引き渡して終了です。
熊本県・福岡県での戸建て住宅の新築工事・リフォーム工事は福田建設へ
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