ー失敗しない床選び!注文住宅で後悔しない床材の選び方とおすすめ素材ー
2025.10.17
注文住宅で床材選びが重要な理由
注文住宅を建てる際、間取りやデザインに注目が集まりがちですが、実は「床材選び」も非常に重要なポイントです。床は家の中で最も広い面積を占め、日々の暮らしに直接触れる部分です。素材によって足ざわりや温もり、見た目の印象、さらにはメンテナンスのしやすさまで大きく変わります。
床材を慎重に選ぶことで、快適さや耐久性を高めることができ、長く愛着を持って暮らせる住まいになります。ここでは、注文住宅の床材について、種類や特徴、選び方のコツを詳しく解説します。
床材が暮らしに与える影響
床材は見た目のデザインだけでなく、住まいの「性能」にも影響します。たとえば、断熱性や遮音性の高い素材を選ぶことで、冬の寒さや足音の悩みを軽減できます。また、素材の硬さや滑りにくさも、子どもや高齢者の安全性に関わる大切なポイントです。
注文住宅なら床材を自由に選べる
建売住宅では標準仕様が決まっている場合が多いですが、注文住宅なら自由に床材を選べます。リビング・寝室・キッチン・水まわりなど、空間ごとに最適な素材を使い分けることも可能です。自分たちのライフスタイルや好みに合わせて、理想の空間をつくることができます。
注文住宅で人気の床材の種類と特徴
床材にはさまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ここでは、注文住宅でよく選ばれる代表的な床材を紹介します。
1. 無垢フローリング
天然木を一枚板として加工した「無垢フローリング」は、自然の温もりと木の香りを楽しめる人気の素材です。木目の美しさや経年変化による味わいが魅力で、リビングや寝室にぴったりです。
メリット
・自然素材ならではの温かみ
・調湿効果で夏はさらっと、冬はあたたかい
・年月とともに味わいが増す
デメリット
・価格が高め
・湿気や乾燥により反りや割れが起きる場合がある
・定期的なメンテナンスが必要
2. 複合フローリング(合板フローリング)
複数の木材を重ね合わせた「複合フローリング」は、無垢に比べて価格が抑えられ、反りや収縮が起きにくいのが特徴です。表面に天然木を使用した「突板タイプ」なら、見た目も自然で高級感があります。
メリット
・コストパフォーマンスが良い
・湿度変化に強く、メンテナンスが簡単
・床暖房にも対応しやすい
デメリット
・経年変化は少なく、無垢のような質感は出にくい
・表面が薄いため、削っての再利用は難しい
3. クッションフロア
塩化ビニル素材でできた柔らかい床材で、主にキッチンや洗面所など水まわりでよく使われます。防水性が高く、汚れをサッと拭き取れるため、掃除の手間が少ないのが魅力です。
メリット
・安価で施工しやすい
・防水・防汚性能が高い
・デザインが豊富(木目調・タイル調など)
デメリット
・高級感に欠ける
・熱や重い家具に弱い
・経年劣化で表面が剥がれることがある
4. フロアタイル
石や木をリアルに再現した硬質塩ビタイルで、デザイン性と耐久性に優れています。キッチンや玄関など、人の出入りが多い場所に適しています。
メリット
・見た目が美しく高級感がある
・部分張り替えが可能でメンテナンス性が高い
・傷や汚れに強い
デメリット
・無垢材に比べると足ざわりが硬い
・静電気が発生しやすいことがある
5. 畳・カーペット
和室に欠かせない畳や、寝室に人気のカーペットも根強い人気があります。畳は断熱・吸音効果があり、足触りも柔らかいのが特徴です。カーペットは防音性が高く、子ども部屋にもおすすめです。
部屋別おすすめ床材の選び方
家の中では部屋ごとに使い方や求められる機能が異なります。ここでは、部屋別におすすめの床材を紹介します。
リビング・ダイニング
家族が長時間過ごす空間なので、見た目と快適性のバランスが重要です。
→おすすめ:無垢フローリング、複合フローリング
木の温もりを感じられ、インテリアとの相性も良いです。床暖房対応のタイプを選べば、冬でも快適に過ごせます。
キッチン・洗面所・トイレ
水や汚れに強く、掃除しやすい素材が適しています。
→おすすめ:クッションフロア、フロアタイル
耐水性が高く、デザインも豊富なので、おしゃれに仕上げられます。
寝室・子ども部屋
静かで落ち着ける空間にしたい場所です。
→おすすめ:無垢フローリング、カーペット
木の温かみや柔らかさがリラックス感を生み出します。小さなお子さんがいる家庭では、転倒時の安全性も考えて柔らかい素材が良いでしょう。
玄関・廊下
耐久性とデザイン性を重視する場所です。
→おすすめ:フロアタイル、複合フローリング
人の出入りが多く汚れやすいため、メンテナンス性が高い素材を選ぶのがおすすめです。
床材選びで失敗しないためのポイント
床材選びを成功させるには、見た目や価格だけでなく「暮らしやすさ」を基準に考えることが大切です。
1. ライフスタイルに合った素材を選ぶ
ペットを飼っている家庭では傷がつきにくい素材を、子どもがいる家庭では防音性の高い素材を選ぶなど、生活環境に合わせた床材を選ぶと後悔が少なくなります。
2. メンテナンス性をチェックする
無垢材のように手入れが必要な素材もあれば、合板フローリングのように簡単に掃除できる素材もあります。掃除やお手入れの手間を考慮して選びましょう。
3. 色や質感のバランス
床の色は部屋全体の印象を大きく左右します。明るい色は広く見せ、暗い色は落ち着いた雰囲気を演出します。壁や家具との調和を考えながら選ぶと、統一感のある空間に仕上がります。
まとめ:床材選びで理想の住まいを完成させよう
注文住宅の魅力は、細部までこだわれることです。床材はその中でも毎日触れる部分だからこそ、慎重に選ぶ価値があります。
見た目のデザインだけでなく、快適性・耐久性・メンテナンス性のバランスを考え、自分たちのライフスタイルに合った素材を選びましょう。設計士やインテリアコーディネーターと相談しながら決めることで、理想の空間がぐっと現実に近づきます。
長く愛せる住まいをつくるために、床材選びから「心地よい暮らし」をデザインしていきましょう。
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