二世帯住宅を建てるときには
2022.12.16
二世帯住宅を建てることになったけれど、どのような間取りが良いのだろう…
やはり両親とはライフスタイルが違う…
家族のそれぞれの空間や時間は大切にしたい…
など、どのようなスタイルの二世帯住宅が良いのかは悩む人が多いです。
二世帯住宅では、家のどの部分を共有し、どの部分を分離するのか、あるいはすべてを分離してしまうのかなど、間取りが重要なポイントの一つです。
今回は、世代も、ライフスタイルも、時間の流れ方も違う家族が一緒に暮らす二世帯住宅だからこそ大切にしたいことについて、詳しく紹介したいと思います。
メリットとデメリット
二世帯住宅では、両親の介護などがない場合には完全分離型にすることで、それぞれの家族が干渉することなくお互いのペースを見出すことがないため、良いと言われています。
完全分離型の二世帯住宅は費用が高くなってしまうものの、将来的に活用できるメリットがあります。
一方で、家を共有している二世帯住宅では、費用を抑えることができるメリットがあります。
家のスペースを完全に分離したり、完全に共有したり、また部分的に分離や共有するなど、それぞれの二世帯住宅の形のメリットとデメリットを紹介したいと思います。
二世帯住宅は3種類
二世帯住宅は詳しい間取りは違ったとしても大きく分けて
* 完全分離型
* 部分共用型
* 完全同居型
の3種類があります。
ここではそれぞれ、どのようなものなのかを解説しましょう。
完全分離型
完全分離型の二世帯住宅は、文字通りすべてを分離して造られます。
このため、玄関もそれぞれの世帯ごとに分かれています。玄関だけでなく、キッチンやトイレなど、生活に必要なもののすべてを2つずつ造る住宅です。
多くは1階と2階で分けていますが、なかには、壁でそれぞれの世帯の区切りをつけるものもあります。
生活に必要なすべてが完全に分離されているため、それぞれの世帯が干渉することなく、ペースを合わせる必要がありません。
ただし、同じ敷地内に住んでいることは確かであり、緊急の場合やお互いの家を行き来することに時間がかかりません。
部分共用型
部分共用型の二世帯住宅は玄関が1つで、家の中がそれぞれの世帯に対応して分かれている場合が多いです。
キッチンやトイレなど生活に必要なものの一部は共用で使用するものの、それぞれの世帯として、家の中で分かれているため、一定の距離を保つことができます。
また建設するときに、どの部分を共有するかを検討することができることがメリットの一つです。
完全同居型
完全同居型は、玄関も1つであり家のすべてを二つの世帯で共用している二世帯住宅です。
キッチンやお風呂なども同じものを使用し、2つの世帯が同居している形の住宅です。
おすすめは
二世帯住宅の形は、完全分離型の二世帯住宅がおすすめです。
それぞれの世帯では、世代が違い、生活のペースも違います。
子どもが小さかったり、仕事が不規則な場合にはキッチンやお風呂など、生活に必要な部分を共用していることが、次第にストレスとなってしまう場合もあります。
ストレスなく二世帯住宅で暮らすために、同じ敷地の同じ屋根の中にいても、玄関や生活に必要な設備を共用することなく、それぞれの世帯が干渉することなく生活したいと思う人は多いです。
このため、完全分離型の二世帯住宅を選ぶ人が多いです。
また、玄関は共用しているものの、家の中では世帯ごとに暮らしている部分共用型を選ぶ人も多いです。
干渉したり、お互いのペースに気を遣いたくないという場合には、キッチンやお風呂などを世帯ごとに分けておくと良いでしょう。
完全分離型のメリット
ここでは、完全分離型の二世帯住宅について、それぞれの世帯のペースで暮らせること以外のメリットを紹介したいと思います。
将来的には活用も
完全分離型の二世帯住宅は、将来、賃貸物件として活用することができるメリットがあります。
完全分離型の二世帯住宅は、生活に必要な設備がすべて別々に造られており、世帯が完全に分離されているためそれぞれの住宅として、貸し出すことができるのです。
それぞれの住宅として独立しているため、自分が住んでても、もう一つの世帯部分を賃貸物件にすることができます。
また、売りやすい物件であることも、完全分離型の二世帯住宅のメリットです。
税制面
二世帯住宅では、税金の優遇を受けられるケースがあり、大きなメリットです。
これは完全分離型の二世帯住宅だけではありません。
不動産取得税や固定資産税などについて、税金が軽減されることがあります。
デメリットも
完全分離型の二世帯住宅はメリットだけのよに思うかもしれません。
メリットが多いならば、ほかの二世帯住宅の形を選ばず、完全分離型を選びたいと思う人も多いでしょう。
しかし、完全分離型の二世帯住宅では、建設するためにかかる費用が高くなるというデメリットがあります。
完全分離型の二世帯住宅は、暮らしに必要になる設備のすべてを2つずつ造ることになります。
このため、費用も設備の数に比例するのです。
ほかの二世帯住宅の形と比べても、完全分離型の二世帯住宅にかかる費用は高額です。
一方で、完全同居型の二世帯住宅では、費用を最も抑えることができます。
暮らしに必要な設備はすべて1つずつなので、単に広い家を作るだけということになります。
このため、予算や希望などを業者とよく相談する必要があるでしょう。
まとめ
ここまで、二世帯住宅を建てるときに知っておきたいことについて、紹介しました。
二世帯住宅の形には、大きく
* 暮らしのすべてを分離する完全分離型
* 暮らしの一部を共用する部分分離型
* 暮らしのすべてを共用する完全同居型
があります。
それぞれには、メリットとデメリットがあります。
二世帯住宅で最も大切なことは、世代やライフスタイル、時間の流れ方が異なる世帯が同じ場所で暮らすために、何を優先し重視するべきかということでしょう。
干渉や共用をしたくないと考えれば、完全分離型を選びたいものですが、完全分離型は、費用が高額になってしまうというデメリットがあります。
しかし、費用を抑えられる完全同居型では、暮らしのすべてを共用することから、次第にストレスとなってしまうかもしれません。
それぞれの暮らしに合った形の二世帯住宅がどのようなものであるか、予算や可能な範囲などを業者に相談することで、二世帯住宅を建てるときの悩みが解消されるかもしれません。
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